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2013年12月15日

処刑前後--中国内で北朝鮮の張成沢系貿易関係者100人余りが姿消す

張成沢(チャン・ソンテク)の失脚・処刑を前後して中国内の北朝鮮人脈が姿を隠している。以前まで筆者と簡単につながっていた人たちとまったく連絡がつかない。

脱北して10年ほどになる筆者は8日に中国行きの飛行機に乗り込んだ。韓国メディアで3日に張成沢失脚説が報道された後だった。張成沢の人脈とは5日から事実上電話通話が不可能となった。そこで急きょ中国に向かった。3日に私が知るある北朝鮮消息筋は、「張成沢は労働党舎にそのままいる」と話した。ところがすぐに状況は急変した。北朝鮮消息筋とはどうにか電話ができたが、中国の張成沢人脈は異なる状況だった。9日には「張成沢5日処刑説」が出され、私の心はさらに落ちつかなくなった。

北京だけでなく瀋陽や広州の張成沢人脈もほとんど消えた。一部は潜伏、一部は召還のためのようだ。まず携帯電話が切られている。北京ではさまざまな縁で知り合った北朝鮮の貿易関係者が働く建物を訪れてみた。北朝鮮労働者で混み合っていた部屋は3つともまるごと空っぽになっていた。代わりに見知らぬ人たちが守っていた。近くで長く待ち続けたが見覚えのある人たちは現れなかった。全員連れて行かれたのだろうか。いつも接触する中国の消息筋は、「チームがまるごと潜伏したのだ。守っている人たちは逮捕組とみられる」と説明した。1日中電話をかけ、事務室をずっと見守っても効果はなかった。振り返れば5日に北京の人脈と電話した時から尋常ではなかった。韓国に来る考えをしているという感じも受けた。

そこで他の仲介者を探した。おかげで潜伏した一部の人脈とどうにか連絡を取った。張成沢が責任を持つ政府傘下貿易機関の中央党指導員クラスの経済関係者は、「私は逃げた。他の人も多くそうしている」と話した。合わせて「どうすればいいのかわからない。他の国に行くべきか悩んでいる」と話した。彼は米国や欧州を考えているようだった。しかしどれだけ多くの人が逃げたかとの質問には「わからない」と答えた。

これまで接触してきた中国人の友人の助けも受けた。そのうちの1人は、「みんな恐がってどうしていいかわからず絶望に陥ったようだ。北京だけで30人の北朝鮮関係者がいたがみんな消えた。瀋陽や深センにいた友人も姿が見えない」と話した。「彼らが自発的に帰ったのかはわからない」とも述べた。この中国人は、「私たちは助けようと連絡をしたが…」として言葉を濁した。消えた人たちはほとんどが張成沢に関連した機関で外貨稼ぎをしていた中央党の指導員クラスだ。韓国で言えば課長・局長クラスだ。彼らは貿易機関に所属して働き稼いだ金を北朝鮮に送金してきた。中国人の友人とこうした話を交わした。

――消えた人たちはみんな逮捕されたのか。

「北から逮捕組が出てきたと聞いた。それを見れば全員自発的に帰ってはいないだろう。引っ張られて行った人もいるだろうがほとんどは潜伏したとみている。その友人たちは張成沢銃殺後、これ以上なにも期待できないという考えだろう」

――消えた人たちは主にだれか。

「北京、瀋陽、広州、深センの北朝鮮の人たちだ。特に広州で潜伏したチームは金正日(キム・ジョンイル)の長男である金正男(キム・ジョンナム)の面倒を見ていたものと知られていた。数十人いた。張成沢とつながっていたようだ。金正男も今年初めから広州に来ていたと聞いたがもう他の場所に行ったかもしれない。北京まで合わせればそうした人は100人近いだろう」。(中央SUNDAY第353号)



実際にマカオと隣接する珠海では朝鮮貿易銀行傘下の朝鮮光鮮銀行(別名711局)に派遣された北朝鮮人がマネーロンダリングをしていたことがわかっているが、彼らの中にも張成沢傘下機関の所属者は多い。欧州でも事情は似ているものと把握される。欧州の主要国ごとに北朝鮮関係者が数人ずついるが、すべて合わせれば70〜80人になるという。ほとんどが張成沢に関連した人物とみて構わないだろう。彼らの前には召還、潜伏、亡命の3通りの運命が置かれている。

――潜伏した人たちは亡命するものとみるか。

「亡命の話はまだ聞いていない。生きなければならないのでひとまず逃げたようだ。その人たちとも取り引きがあり状況を少しずつ聞いているが正確な内容はわからない」

北朝鮮内部では張成沢の電撃処刑が“政変のシグナル”との説も提起される。平壌(ピョンヤン)から来た貿易関係者の中には、「水面下にいる軍部が最も危険な人物である張成沢を先に除去し、その次に金正恩の除去へと続く政変の開始という説が出ている」と話す人もいる。水面下の人物としては崔竜海(チェ・ヨンヘ)人民軍総政治局長が先に挙げられる。

金正恩の叔母であり張成沢の妻である労働党秘書の金敬姫(キム・ギョンヒ)が関連しているという説も絶えない。ある消息筋は、「国家安全保衛部関連消息筋は金正恩が金敬姫に『張成沢が権力を握ろうとしている。金氏が消える』という趣旨で話すと、金敬姫は張成沢除去に同意したといううわさが出ている」とささやいた。そのため張成沢は9月から事実上軟禁状態だったという話だ。11月初めに張成沢は日本のアントニオ猪木参議院議員に会った。だが、これは“監視生活”の中でもいくらでもできることだ。

一方、自由北朝鮮放送のチェ・ジョンフン局長は、「北朝鮮内部消息筋は『崔富日(チェ・ブイル)人民保安部長と呉克烈(オ・グクリョル)の息子である呉金哲(オ・グムチョル)総参謀部副総参謀長もすでに処刑された』と伝えている」と話した。北朝鮮専門メディアである同放送は9日、「張成沢、すでに5日に処刑」と報道し注目を集めた。「処刑」という単語を初めて使ったためだ。北朝鮮の国営朝鮮中央通信は13日午前5時59分、張成沢を処刑したと公開した。4月に任命された崔富日人民保安部長は張成沢系に分類される。軍部隊体育団のバスケットボール選手出身で、金正恩のバスケットボールの個人教師をしながら張成沢とも親密な関係になったという。

チェ・ジョンフン局長の話だ。「張成沢と近い核心関係者の処刑が続いているが、幹部層の動揺を最小化するため寛大に許すだろうという話も出回っている。人民保衛大学卒業班の学生まで動員し幹部に対する1対1の監視体系を展開するという話がある。海外に出て行ったり軍部と接触することを洗い出すためという」。
http://japanese.joins.com/article/447/179447.html
タグ:中朝
posted by jjhiro at 18:01| Comment(0) | 韓国・朝鮮関連
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