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2013年11月24日

「国連の歴史上、最悪の事務総長」「潘基文さん、あなたは一体どこにいるのですか」…米NYT

「潘基文(パン・ギムン)さん、あなたは一体どこにいるのですか(Where are you, Ban Ki-moon?)」

 これは米国の新聞ニューヨーク・タイムズが9月に掲載したある記事の見出しだ。記事を執筆したのは外交専門誌『フォーリンアフェアーズ』の編集長を務めるジョナサン・テファマン氏。テファマン氏はこの記事で潘基文総長を「透明人間の事務総長」と皮肉り、シリア内戦をはじめとする世界各国の国際問題に対応できていないとして、さまざまな表現を使って潘総長を非難したのだ。テファマン氏が使った言葉は「国連の歴史上、最悪の事務総長の一人」「力のない観察者」「無能な意思伝達者」など非常に侮辱的だ。

 もちろんテファマン氏の主張は国連内外の「反・潘基文勢力」の主張を代弁したもので、その内容は非常に偏ったものだ。潘総長は2007年の就任直後から、それまでいい加減な状態だった国連の組織を見直し、保健・人権・女性の地位向上などで力を発揮しているが、これらプラスの側面には完全に顔を背けている。しかしテファマン氏の主張について、一つだけ認めざるを得ないものがある。それはニューヨーク・タイムズがこのような記事を掲載するほど、国際社会には潘総長に対するそれなりの冷静な批判が存在するということだ。

 こうした反応とは対照的に、潘総長は韓国国内では次の大統領候補として名前が挙がるなど、非常に大きな支持を得ている。与野党とも先を争って潘総長を取り込もうとしており、一般国民の間でも潘総長への好感度が上昇中だ。今月1日に発表されたある世論調査によると、潘総長は次期大統領候補として名前が挙がっている人物の中で、「好感度」では26.8%と1位を記録。2位は昨年の第18代大統領選挙で旋風を起こした無所属の安哲秀(アン・チョルス)議員の16.9%で、2人の差は10ポイントに達していた。前回の大統領選で民主党から出馬した文在寅(ムン・ジェイン)議員は11.3%にとどまっていた。ある国会議員は「潘総長は次の大統領選挙では変数というよりも常数だ」とコメントしている。




潘総長の任期は次の大統領選挙の前年となる2016年12月31日に終了するが、政界ではこの点にも注目している。潘総長は1944年生まれのため、年齢を問題視する声もさほど多くはなく、1947年生まれのヒラリー・クリントン前米国務長官が次の大統領選への出馬を目指して動き出しているのと比較する見方もある。


 ただし潘総長本人は「次期大統領待望論」に特別な反応を示していない。潘総長はかつて大統領選への出馬が取り沙汰されたある人物を例に挙げ「私も政治に必要な『権力の意志』がない」と話していたという。また「国連での任期を終えた後も、当分は帰国しない可能性がある」と語ったといううわさもある。


 潘総長が今後も韓半島(朝鮮半島)情勢の変化について、今の立場を守り続けるかどうかは分からない。問題は潘総長が韓国国内で「次期大統領の有力候補」として名前が挙がることが、現在の職務遂行に大きな負担になりかねないという点だ。与野党双方が政略的に潘総長を韓国の政治に取り込み、また必要以上に持ち上げた場合、国際社会における潘総長の反対勢力に批判の口実を与えかねないからだ。ある外交筋は「潘総長を国内の政治に引き入れようとした場合、国連で重要な決定を下すたびに『韓国で次の大統領になるためではないか』という疑いの目で見られてしまう」と指摘する。とりわけ「韓国と緊張関係にある日本や北朝鮮に関係する問題に取り組むたびに、微妙な立場に置かれかねない」という心配の声もある。


 潘総長にとって今最も重要なことは、現時点で3年残る国連事務総長の任期をしっかりと終わらせることであり、次の韓国での大統領選挙ではない。そのため潘総長が大きな拍手を受けて任期を終えられるよう、今は「静かに」後押しすることに焦点を合わせるべきではないか。


李河遠(イ・ハウォン)政治部次長
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2013/11/23/2013112301716.html
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
タグ:国連
posted by jjhiro at 22:02| Comment(0) | 国際
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